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今夜24時放送! BS1特集「母たちの祈り ~フクシマとチェルノブイリ~」
- 2018/01/13(Sat) -
年末に放送された、番組が、今日の夜再放送されます!
球美の里の保養の様子も、紹介されます。
ぜひ、御覧ください!

●BS1特集「母たちの祈り ~フクシマとチェルノブイリ~」●
 1月14日(日)午前0時~0:50(前日13日土曜深夜24時~)


前回の放送時、番組には、たくさんの反響があったようです。
ぜひ、情報拡散にご協力ください。
番組へのメッセージは、こちらから御覧頂けます。

https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/93115/3115270/index.html

福島に暮らす3組の親子がベラルーシを訪れた。
事故から6年、当時の自分の判断を今も後悔したり、周囲から孤立して心を閉ざしたりしていた福島の母たち。
しかし、チェルノブイリ原発事故を経験したベラルーシの母たちと交流する中で変化していった。
同じ痛みを抱えてきた母親どうしの語らいや、自分たちの未来とも重なる被災地への訪問。
それぞれが、自分なりの向き合い方を見つけていく。

【出演】フォトジャーナリスト…広河隆一,【語り】伊東敏恵
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<番組スタッフから>

【どんな番組ですか?】
福島のお母さんたちの、ベラルーシへの子連れの旅に密着したドキュメンタリーです。
ベラルーシは旧ソビエト諸国の一つで、ロシアとポーランドに挟まれた小国。
1986年に起きた、チェルノブイリ原発の事故で大きな被害を負い、国土の約4分の1が放射性物質で汚染され、
大勢の子どもたちが甲状腺がんなどの健康被害にも苦しんで来ました。
福島のお母さんたちは、原発事故で被災したり故郷に帰れなくなったりしたことから、
6年が経っても様々な不安や悩みを抱えています。
時代や規模は違っても、同じ原発事故を体験しながら、強く生きてきたベラルーシの母親たちと体験を語り合うことで、
自分や子どもたちの未来への手がかりを探し出していく姿を見つめました。

【この番組を企画したきっかけは?】
「福島のお母さんたちの不安や疑問に答え、見本を示せる一番いい先生は、
チェルノブイリ事故を経験したお母さんたちなんです」
―旧ソビエト時代からチェルノブイリ事故について取材し、
子どもたちの支援に長年携わってきたフォトジャーナリストの広河隆一さんが、福島の原発事故後、こう話していました。
そして、福島のお母さんたちとチェルノブイリ事故を経験したベラルーシのお母さんたちとの交流を目的とした旅が
計画されることに。
その機会に、ベラルーシのお母さんたちの言葉をたくさんの福島のお母さんたちに届けたい、
そしてそれを受け止める福島のお母さんたちの率直な思いを、多くの人たちに伝えたい
-それがきっかけで今回の番組を企画することになりました。

【番組の見どころは?】
ベラルーシのお母さんたちは、みな前向き、そして強い!
幼い頃に原発事故に遭い、過酷な経験を乗り越えてきたことが、彼女たちを変えたのです。
一方、福島のお母さんたちは、事故から6年経ったとはいえ、一から新しく生活を立て直したり
避難生活の中で子どもを出産したりという激動の日々が続いています。
事故から30年後、自分たちはどうなっているのか、子どもたちの未来のために何が出来るのか。
事故を経験したベラルーシの人々の姿は、私たちにも勇気を与えてくれます。

【この番組を取材するなかで新しい発見や、驚いたことはありましたか?】
今回、福島のお母さんたちが滞在した保養施設「ナデジダ(ロシア語で希望という意味)」は、
原発事故で被害を受けた子どものための保養ケアを専門に行うため、ドイツや日本の支援団体のサポートも受けて
ベラルーシで初めて作られた施設です。数百人が宿泊でき、様々な遊具や体育館、工作室や音楽室など、遊び場もたくさん! 
さらに30名もの医療スタッフを有し、診療時間は朝8時から夜21時まで、そして宿直の医療スタッフも常駐しているとのこと。
ベラルーシ全国には、こうした汚染地域の子どもたちのための保養施設が10か所近くあるそうです。
保養は学校単位で行われることが多く、先生も一緒に派遣されて、
3週間にわたって長い林間学校のような共同生活を送っています。
子どもたちが保養を受けるための費用は、ほとんど国が負担しています。
ベラルーシはとても小さな国で、事故後ソビエトが解体し独立国家として1991年に再出発する中、
毎年、国家予算の約20%を被災者支援に当ててきましたが、保養もその柱の一つ。
「汚染地域に住む子どもたちには転地保養が必要不可欠で、国の将来である子どもたちの健康は国が守る」という考えです。

さらにもう一点。番組では十分な時間がなくあまりご紹介できませんが、
保養施設「ナデジダ」では、子どもたちの心のケアにも力を注いできました。
汚染地域に暮らす子どもたちは、食べ物や遊びに気を使わなければならないためストレスにさらされ、
自分たちの暮らす土地や自分自身にもネガティブなイメージを持ちやすいといいます。
こうした子どもたちのために行われている様々なプログラムや、
子どもたちとの接し方で特に重視しているのは「成功体験を積ませること」。
健康被害に直面してきた子どもたちの心の傷をケアし、万が一、将来、健康上の問題と向き合うことになっても、
柔軟に対処していける強い心を育てることが大事だからだそうです。
過酷な運命と向き合う可能性もある子どもたちのための心のケアが、思わぬ結果にもつながっています。
この施設で保養を受けた子どもたちの多くが自信を持った大人に育ち、社会に貢献する人材として活躍し、
成功も収めるようになっていること、それが施設の自慢の一つだそうです。

【心に残った言葉は?】
子育て真っ最中のお母さんは、普通の子育ての中でも、すべてを母親の責任だと抱え込んでしまいがちなもの・・・。
原発事故という、まったく責任がないことが発端でも、母の思いは同じ。
福島のお母さんたちは、「自分が何も知らなかったせいで、子どもを危険にさらしてしまったのではないか」と
自分を責め続けてきた福島のお母さんたちに、ベラルーシの医師は、「お母さんはいつも正しい。自分を責めないで」と
繰り返し語っていました。

【見てくださる方に一言】
世界中どこでも、ほとんどのお母さんが、原発事故が起きたらどうすればいいのかということには、
知識もないまま子育てしてきたと思います。そんな中で、事故に遭ってしまったお母さんたちは、
子どもを守ることに必死です。今も、色々な不安を抱えたお母さんが、たくさんいると思います。
もし自分だったらーそんなふうに想像しながらご覧いただけたら幸いです。

それから、オープニングとエンディングで使われている曲にもご注目ください。
ベラルーシの隣国ウクライナでチェルノブイリ原発事故を経験したアーティスト、
ナターシャ・グジーさんによる民族楽器バンドゥーラの演奏で、自ら作曲した「ぬくもり」というオリジナル曲です。

(国際放送局 私市扶木子)

1NHK

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