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久米島博物館の平和展に行ってきました。
- 2013/06/09(Sun) -
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久米島博物館では、今月8日から23日まで、平和展が催されています。

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先の太平洋戦争の沖縄戦のようすを伝える写真や、実際に使われていた武器や砲弾などの貴重な資料が展示されています。

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島で生まれ育った佐久田さんに解説をしてもらいながら、その沖縄戦がどれだけ悲惨なものだったか、そして、戦後67年経った今も沖縄の犠牲は続いているお話を聞きました。

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すべてのものを破壊してしまう戦争。いったい、人間は、なぜこんな残酷なことをしてしまうのでしょうか。

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沖縄本島は、艦砲射撃という、戦艦からの砲弾の豪雨のような爆撃にあい、数えきれない人が殺され街も家々も破壊されつくされてしまいました。久米島では、戦争が終わったあと、幼子も含む住人家族がスパイ容疑で日本軍に虐殺されてしまいました。
その後、沖縄の人々は、国の助けがないなか、自分たちの力で暮らしを立て直していき、久米島は幸い艦砲射撃を免れたため、畑や田んぼでとれた食料を本島に供給していたそうです。

沖縄で24万人もの人が犠牲になったことと福島で原発が大事故を起こしてたくさんの人が苦しめられているという事は無縁ではなく、また、久米島の人たちが福島で起こった事故で被災した人たちの助けになりたいと思ってくださるのは、沖縄戦という過酷な経験をされたがゆえのやさしさでもあるように感じられます。

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久米島高校の平和学習の取り組みで高校生たちが作った新聞は、とてもわかりやすくまとめられていて、戦争がいかに悲惨なものか、今も世界のあちこちでおこっている紛争の矛盾などが書かれていました。

この地に保養に来た子どもたち、そして話を聞いたお母さんたちが、これをきっかけに沖縄の歴史と現状をより理解し、将来、恩返しができることを願っています。→こちらをお読みください【球美の里が久米島に建設された意味】

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