昨日はあいにくの雨でしたが、久米島にとっては恵みの雨。午前中はホタルドームという、楽天イーグルスのキャンプにも使われるドームで走り回ったりボール遊びをして過ごしました。
そして午後は、久米島で生まれ育ち、平和教育にも携わっている佐久田さんに沖縄の歴史のお話をしていただきました。

久米島博物館での平和展にも使われた写真パネルをみながら、大戦時に地上戦が行われた沖縄でどんなことが起こり今につながっているのかのお話です。
当時人口55万人だった沖縄にその人口とほぼ同じ数の米兵が押し寄せて戦艦に囲まれ、青く美しかった海が黒く見えたほどだったそうです。その戦艦からは、戦艦を沈めるために使われる艦砲が沖縄の地に向けて連日連夜放たれ無数の人々が殺され地形が変わってしまうほどだったといいます。
沖縄の言葉は独特で、いわゆる標準語の日本語を話せない沖縄の人は牛馬以下と言われ言葉が違うためにスパイと見なされ殺されもしたそうです。そういう酷い差別もありました。
餓死や病死を含めると、人口の半数以上を失ってしまった沖縄。そして今まだ基地問題で平和とはいえない状況におかれています。

小学生の子たちにとっては少し難しいお話でもありましたが、お話が終わったあと、写真パネルを真剣に見る子どもたちの姿がありました。

二度と戦争が起こらない世界をつくるために、戦争がおこらないためにはどうしたらいいのか、そして差別についても考えるきっかけとなりました。
佐久田さん、いつも貴重なお話をありがとうございます。