保養8日目。
朝食後、沖縄戦や米軍基地に関するDVDを見たあと、スタッフの話を聞きました。
沖縄・球美の里が久米島にある意味をみんなに知ってほしくて、このプログラムを実施しています。
その後、慰霊碑を訪問し、黙祷をささげました。
慰霊碑を訪問した後、みんなでお土産を買いに行きました。
女の子は最初に空港に、男の子は最初に地元のお土産屋さん「祥(さち)」に行きました。
お土産を見る前から、子ども達は一生懸命に指を折りながら、お土産を買っていく人を数え、
一生懸命に考えながら、お土産を買っていました。
誰にお土産を買ったの?と聞くと、
「お母さんに、お父さんに、妹に、おばあちゃんに、、、たくさん!!!」
と嬉しそうに教えてくれました。
球美の里をめいいっぱい楽しみながらも、家族が恋しいことが伝わってきました。
少し成長した姿で、お土産を買っていることに嬉しさを感じながらも、
もう少しで子どもたちが福島に帰ってしまうことに、寂しさも感じました。












昼食後は、球美の里に寄付をしてくださったドイツの皆様に、みんなでお礼のお手紙を書きました。
表には球美の里で一番楽しかったことの絵を、裏にはお礼の言葉を、みんな思い思いに表現して書いていました。
みんなのお手紙の内容をのぞき見してみると、、、
「楽しかったです。それと、竹とんぼもらいました。ぼく、帰りたくなくなりました。」
最初は慣れない環境に1人で飛び込むことでホームシックになってしまう子もいましたが、時間が経ち友だちと打ち解けることができたことで、楽しく過ごせるようになっていたのですね!
日々見守ってきた私たちにとっても、本当に嬉しい声でした。
思わず笑ってしまったのがある女の子のお手紙。ドイツ語で“ありがとう”は“ダンケシェーン”だよ!と教えてあげたところ、、、
「いつもくみの里をみまもってくださって、ダンケシェーンございます。」
なるほど!きちんと失礼のないように敬語にしてくれようとしたのでしょうか、、、!
子ども達と過ごした時間が長くなればなるほど、毎日極々ささいな事でも子ども達への愛おしさをひしひしと感じています。
「家に帰っても、毎日楽しくくらします。」
それぞれがのびのびのと毎日を過ごしている姿を、みんなの絵を見ながら思い出したり、同時に、保養期間の終わりが近づいていることを実感して少し寂しく感じてしまう時間でもありました。




午後は、球美の里にある岩山で「宝探し」をしました。
隠された場所は見つけることがとても難しいところもあり、
みんな一生懸命探していました。
「あったー!!」
「全然見つからなーい。。」
宝物が貝がらのキーホルダーであることがわかった子ども達は、
嬉しそうに身に着けていました。
みんな見つけられたかな?





夕食後、久米島にある民謡グループの「なんくるさんしん」さんによるライブが行われました。素敵な演奏と歌声にみんな耳を傾けていました。また、なんくるさんしんさんが球美の里のために作ってくださった「球美の里にめんそーれ」という曲にのせて、みんなでカチャーシー(沖縄民謡の演奏に際して興が乗るにつれ、聴衆が、両手を頭上に掲げて左右に振り、足も踏み鳴らす踊り)を踊りました。素晴らしい演奏と歌声に拍手が鳴り止みませんでした。
なんくるさんしんさん、本当にありがとうございました!!





明日の予定です。
午前はアンケートをしたあと、帰る準備のため荷物をまとめます。
昼食は楽しみなバーベキュー。
午後はお別れ会を開きます。